あなたの強みが活きる役割は…【サポート役】|役割適性診断

本当の自分を知るための「9つの役割」
著者:伊庭正康
主な特徴
メンバー同士の衝突を避け、チームのバランスをとる
強み
利害調整がうまく、チームを円滑にまとめる
弱み
当たり障りのない取り組みで終わることも

サポート役はこんな人

「あの人がいると安心する」と言われる縁の下の力持ち
「サポート役」は、チームや組織の〝感情の安全装置〞。一人一人をケアする「サポート役」がいることで、チームは安心して仕事に邁進できるといってもいいでしょう。声を荒らげるわけでもなく、派手な成果をアピールするわけでもない。ですが、気がつけば「あの人がいないと回らない」と言われている――そんな存在です。 「サポート役」は、共感力が高く、感情の機微に敏感。職場では「優しい」「聞き上手」「頼れる」と見られることが多いのではないでしょうか。だからこそ、「ちょっと聞いてもらっていいですか」とメンバーの相談を受けることも数知れません。 プライベートでも、相談ごとはほかの役の人よりも多くもちかけられます。と同時に、つい人の相談に乗りすぎて、自分の時間が削られてしまうこともあるようです。
Strengths

サポート役を
得意とする人の強み

「サポート役」の最大の強みは、人間関係の摩擦を最小化できることです。「人の悩みの9割は人間関係である」といわれるくらい、人間関係の悩みは深いもの。チームや組織の生産性を下げる最大の要因も、実は関わる人たちの〝感情のもつれ〞であることがほとんどです。 人間関係のトラブルは数字では表せないことも多く、この見えないコストを減らせる人は極めて貴重です。部門間の対立や上司と部下の溝、チーム内の誤解など、さまざまな人間関係のトラブルを丁寧にヒアリングし、思いやりをもって言語化し、納得のいく形で再接続する力を持っているのは「サポート役」だけといってもいいでしょう。実務では、合意形成が難しい案件や再建期の組織、統合プロジェクトなどで真価を発揮します。
Potential

伸びしろポイント

調整とは“調和+推進”。平和を守るだけでなく、成果に導くのが本領と心得よ! ・思考のアクション: 目的から逆算する思考を身につける ・行動のアクション:得意な「質問力」を使って本当の課題を把握する 異なる意見は「目的」→「制約」→「手段」で整理する 「サポート役」がさらに活躍できる場面は、複数の人や部門間の意見をまとめるときです。その際、「目的」→「制約」→「手段」の順で異なる意見を整理していく、というやり方ができるようになると、「サポート役」として組織の中核へと進化できます。 サポート役の立ち回り方については、書籍『あなたの役割の見抜き方』で詳しく解説しています。 たとえば、「営業部門が仕事をとってきて、制作部門が実際に手を動かす」というシーンでは、営業部門と制作部門の調整が必要になります。 まずは「目的」の整理。これは、ゴールを一致させることが重要です。「営業は売上、制作は品質」というバラバラなゴールも、「継続的な業績担保に向け、高品質の商品を提供する体制をつくる」ということで一致します。  次に「制約」の整理。これは、「変えられることと、変えられないこと」を明確にすることです。「『顧客からの要望』は変えられないこと。『制作のシフト』は変えられる」というように。 仕上げは「手段」の整理。これは複数案の比較や、メリットとデメリットを挙げてみることで「じゃあ、どうやって実行するか」を決めることができます。  この「目的」→「制約」→「手段」の整理ができるのは「サポート役」ならでは。これができるようになると、「サポート役」として組織の中核へと進化できます。

相性が良い役割

Compatible Roles
人間関係の調整が得意な「サポート役」は、ときとして内向き志向になるリスクもはらんでいます。そんなときにバランスをとってくれるのが、他部門の情報を入手してくれるなど外の風を吹き込んでくれる「橋渡し役」です。 偏らないジャッジメントをし続けるためには、冷静な思考型の「分析役」も頼れるパートナーになります。 「サポート役」が調整した後、タスクベースで取りまとめ、実際に動かしてくれる「旗振り役」と組むことでも精度の高い仕事ができるでしょう。

相性が悪い役割

Challenging Roles

自分の役割について詳しく知りたい方

書籍『あなたの役割の見抜き方』では、アイデア役が活躍するための勝ちパターンや、他の 役割との相性なども徹底解説しています。
本当の自分を知るための「9つの役割」
著者:伊庭正康
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提供:朝日新聞出版