診断コンテンツの作り方を解説!その流れを8ステップで解りやすく

SEO効果を最大限に引き出す診断コンテンツ作成ガイド
SEO効果を最大限に引き出す診断コンテンツ作成ガイド

「診断コンテンツ」は、デジタルマーケティングで注目を集めているツールです。インタラクティブな要素がユーザーの関心を引き、SEO効果も期待できる強力な手段として活用されています。

今回は、診断コンテンツの基礎から作成方法、そして効果的な活用法までを詳しく解説していきます!

診断コンテンツ作成の8ステップ

8つのステップ

それでは、効果的な診断コンテンツを作成するための手順を、8つのステップで詳しく見ていきましょう!

Step 1: 目的とターゲット・KPIを設定する

KPI設定

まず、診断コンテンツを通じて何を達成したいのか、明確な目的を定めます。

目的の例:
・リード獲得(見込み顧客の獲得):潜在顧客の情報を収集
・認知拡大:診断を通じてブランドイメージを強化
・商品販売促進:診断結果に基づいて最適な商品をレコメンド
・データ収集:マーケティング戦略の改善に活用

次に、ターゲットユーザーを具体的に設定します。年齢、性別、職業、興味関心などの属性を考慮して、ペルソナを作成してみましょう。ユーザーのニーズや行動パターンをより深く理解することで、効果的な診断コンテンツを設計することができます。

KPI(重要業績評価指標)も忘れずに設定します。

KPIの例:
・診断完了率:アクセス数に対する診断完了数の割合
・リード獲得数:メールアドレスなどの連絡先情報を提供したユーザー数
・SNSシェア数:診断結果をSNSで共有した回数
・商品購入率:診断後に商品を購入したユーザーの割合
・平均滞在時間:診断ページでのユーザーの平均滞在時間

Step 2: ロジックと形式を決める

診断のロジックと形式は、目的とターゲットに合わせて選択しましょう。

主なロジックの種類:
・フローチャート式(分岐式):ユーザーの回答に応じて、次の質問や結果が変化する形式です。
・得点式(ポイント式、加点式):各質問の回答に点数を割り当て、合計点で結果を判定します。
・16タイプ形式:ユーザーを16の異なるカテゴリーに分類する方法です。性格診断などでよく使用されます。
・ゲーム式:質問をゲーム感覚で進める形式です。エンターテイメント性が高く、ユーザーの興味を引きやすいのが特徴です。
・ランダム抽選式:ユーザーの回答後、ランダムに結果を表示する方法です。おみくじや運勢占いなどに適しています。

形式の例:
・一問一答形式:1画面に1つの質問が表示される最もオーソドックスな形式です。
・チェックシート形式:複数の質問が一覧で表示される形式です。
・ステップ式:回答すると次の質問が追加表示される形式です。

Step 3: ロジック作成(設問と結果を作成)

選択したロジックに基づいて、具体的な設問と結果のセットを作成します。

設問作成のポイント:
診断コンテンツの顔となる設問は、ユーザーの心を掴み、最後まで回答へと導く設計が重要です。簡潔で分かりやすい言葉を選び、抽象的な表現ではなく「あなたはどちらかといえば慎重派?それとも大胆派?」のように具体的な選択肢を提示しましょう。また、専門用語は避け、誰でも理解できる言葉を選ぶことが大切です。

さらに、「意外性のある質問」や「共感しやすい質問」を取り入れることで、ユーザーの好奇心を刺激します。選択肢は多くても4つか5つ程度に絞り、迷わず答えられるような設計がおすすめです。選択肢が重なるような場合は、ユーザーが混乱してしまうため注意が必要です。


結果作成のポイント:
結果内にユーザーの名前を入れたり、設問への回答を具体的に言及したりすることで、パーソナルな印象を与えることができ、共感を深めます。さらに、具体的な行動を促す言葉や、その結果に至った根拠を示すことで、説得力のあるアドバイスとして受け止めてもらえる可能性が高くなります。

できる限り肯定的な言葉を選び、ユーザーの自尊心を満たすような表現を心がけることで、ポジティブな印象を与え、今後の行動へと繋げることができます。自然な流れで自社の商品やサービスを提案することで、購買意欲が高まります。

Step 4: 診断のデザインを決める

デザイン決定

ブランドイメージを反映しつつ、直感的な操作性とモバイルを意識したデザインで、ユーザーが快適に診断を楽しめるようなデザインを目指しましょう。

Step 5: 診断コンテンツを作成する

これまでのステップで計画した内容に基づいて、診断コンテンツを実際のウェブコンテンツとして開発します。

ブラウザでの表示チェックや複数のデバイスでの動作確認も重要です。

Step 6: 公開する

開発した診断コンテンツを、適切なプラットフォームで公開します。
SEO対策(メタタグ、構造化データの設定)も忘れずに行いましょう。

Step 7: 広める(SEO、SNS、広告)

SEO

作成した診断コンテンツを多くのユーザーに届けるため、様々な手段を活用します。

SEO施策で検索エンジンから集客:
まずは、検索エンジンからの集客に力を入れていきましょう。
診断コンテンツに関連するキーワードを最適化することで、ユーザーが検索した際にあなたのコンテンツが表示される可能性が高まります。
また、サイト内の内部リンク構造を改善し、コンテンツ同士を関連づけることで、ユーザーがサイト内を深く掘り下げるよう促しましょう。さらに、コンテンツを定期的に更新することで、検索エンジンからの評価を高め、より多くのユーザーにリーチすることができます。

SNSで拡散力を高める:
診断コンテンツは、ユーザーが自ら進んでシェアしたくなるような魅力的なコンテンツです。
診断結果画面にシェアボタンを設置し、SNSで簡単にシェアできるようにしましょう。
また、ハッシュタグキャンペーンを実施することで、ユーザー同士の繋がりを深め、口コミによる拡散を促すことも効果的です。
さらに、インフルエンサーマーケティングを活用し、インフルエンサーに診断コンテンツを体験してもらうことで、より広範囲にわたって認知度を高めることができます。

広告でターゲット層にアプローチ:
より積極的にユーザーにアプローチしたい場合は、広告を活用しましょう。リターゲティング広告は、一度あなたのサイトを訪れたユーザーに対して、再度広告を表示することで、コンバージョン率向上に繋がります。
また、ディスプレイ広告で訴求力のあるビジュアルとキャッチーなコピーでユーザーの興味を引きつけ、検索連動型広告で、ユーザーが検索したキーワードに関連性の高い広告を表示することで、効率的な集客が可能です。

Step 8: 運用する(解析、改善)

運用方法

公開後には、継続的な分析と改善が不可欠です。ユーザーの反応や行動パターンを詳細に調査して、診断コンテンツの効果を最大限に引き出しましょう。

まず、ユーザーがどのようにコンテンツを利用しているかを把握するために、行動パターンや離脱率が高い設問をチェックします。また、どの結果パターンが特に人気があるかを確認し、全体のコンバージョン率を把握することも重要です。

設問の表現や順序を見直して、より多くのユーザーに利用してもらえるコンテンツを目指しましょう。

まとめ

診断コンテンツは、ユーザーエンゲージメントを高め、SEO効果も期待できる強力なマーケティングツールです。しかし、その効果を最大限に引き出すには、綿密な計画と継続的な改善が不可欠になります。

ポイントは、明確な目的設定、ターゲットユーザーの理解、適切なロジックと形式の選択、そして継続的な改善です。この記事で紹介した効果的な診断コンテンツを作成するための8つのステップを元に、計画に合った診断を作成してみましょう!

Makkoバナー

#デジタルマーケティング #マーケティング

タグ一覧