「〇〇度診断」「性格診断」など、最近よく見かける診断コンテンツ。ただのクイズとは違い、ユーザーの興味を引きつけ、ブランドの認知やエンゲージメントを高める効果的なマーケティングツールとして注目されています。

この記事では、診断コンテンツにはどのようなロジックや回答形式があるのか、そして効果的な診断コンテンツを作成するポイントについて、詳しく解説していきます。

診断コンテンツとは？

診断コンテンツとは、ユーザーが一連の質問に答えることで、その回答に基づいた結果やアドバイスを提供する形式のコンテンツです。

ユーザーごとに結果やアドバイスの個別表示が可能なため、ブランドや商品の理解を深めたり、購買意欲を高めたりする効果があります。

SNSでシェアされやすく、自然と認知度の向上にも繋がります。

診断コンテンツのロジックの種類

診断コンテンツには、さまざまなロジックがあります。それぞれの特性を理解し、目的に合ったものを選ぶことが重要です。

フローチャート式（分岐式）

フローチャート式は、ユーザーが選んだ選択肢に応じて次の質問や結果が変わる形式です。質問が枝分かれしていくため、パーソナライズされた結果を表示したい診断に最適です。より細かいニーズに応じた商品やサービスの提案をしたい場合におすすめの方式になります。

ただし、分岐が多いほど設計が複雑になる場合があるため、注意が必要です。

点数式（ポイント式、加点式）

得点式は、各設問の選択肢に対して点数を設定し、その合計得点に基づいて結果を提示する形式です。ユーザーが自身の得点を知ることで、結果に対する納得感が高まります。

この形式は設問が固定されているので、比較的簡単に制作できるメリットがあります。しかし、設問に変化がないためゲーム性が乏しく、繰り返しの利用には不向きというデメリットがあります。

16タイプ形式

ユーザーを16の異なるタイプに分類する方法です。

性格診断などでよく使われるこの形式では、それぞれのタイプに対して詳細な結果を提供することができます。ユーザーに対して具体的なアドバイスを提示することで、ユーザーの満足度が高まります。

ゲーム式

質問をゲーム感覚で進める形式です。ユーザーは楽しみながら質問に答えることができ、自然とエンゲージメントが高まります。主にエンターテイメント性が高い診断に適しています。

ゲーム要素を取り入れることで、ユーザーの興味を引きやすく、SNSでシェアされやすいのも特徴です。

ランダム抽選式

ユーザーが質問に答えた後、ランダムに結果が表示される方法です。運要素を加えることで、ユーザーの興味を引きやすくなります。

この形式は、おみくじや運勢占いなど、エンターテインメント性の高い診断に適していて、繰り返し利用してもらえる効果があります。

診断コンテンツの回答形式

一問一答形式

1画面に1つの質問が表示される、オーソドックスな形式です。

シンプルで直感的な操作が可能で、ユーザーに負担をかけずに回答を進められます。多くの診断コンテンツがこの形式を採用しています。

チェックシート形式

複数の質問が一覧で表示される形式です。

ユーザーが一度に複数の質問に答えることができるため、短時間で結果を得たい場合に有効です。

ステップ式

質問に回答すると、次の質問が下に追加表示される形式です。

ステップを踏んで進行するため、ユーザーは自然な流れで回答を続けられます。

効果的な診断コンテンツを作るためのポイント

ターゲットを明確にする

診断コンテンツを作成する前に、誰に向けて作るのか、そのターゲットを明確にすることが重要です。年齢、性別、興味関心など、ターゲット層の特徴を具体的に把握することで、より響くコンテンツを作ることができます。

質問内容を工夫する

質問は簡潔かつ分かりやすく、かつユーザーの興味を引くような内容にしましょう。

結果を魅力的にする

診断結果は、ユーザーが思わず誰かにシェアしたくなるような面白くて楽しいものにすることが大切です。

デザインの工夫

視覚的に魅力的なデザインを心がけることで、ユーザーの満足度を高めることができます。

まとめ

診断コンテンツは、ユーザーに楽しい体験を提供するだけでなく、マーケティングにおいても多くのメリットをもたらします。

効果的な診断コンテンツを制作するためには、適切なロジックと回答形式を選ぶことが重要です。これらのポイントを押さえ、この記事で紹介した様々な手法を参考にして、自社の目的やターゲットに合わせた診断コンテンツを作成し、効果的なマーケティング施策を展開していきましょう。