16タイプ診断とは？全性格タイプとビジネスシーンでの活用法

こんにちは。白ねこです。最近、SNSや動画コンテンツを通じて「16タイプ診断」が注目を集めています。もともとは自己理解やエンタメ目的で使われていたこの診断が、今ではビジネスの現場でも活用されるようになってきました。

この記事では、この16タイプ診断の仕組みや考え方を分かりやすく解説しつつ、性格タイプの全16パターンも一覧でご紹介しています。また、ビジネスシーンでどのように応用できるのか、さらには実際に診断コンテンツを制作する際のポイントも解説しています。

「性格診断って本当にビジネスに役立つの？」という方も、ぜひ参考にしてみてください。新しい気づきや活用ヒントが見つかるはずです。

「16タイプ診断」とは？

16タイプ診断は、人の性格を「外向（E）／内向（I）」「感覚（S）／直観（N）」「思考（T）／感情（F）」「判断（J）／認知（P）」の4つの心理的な軸から分類し、全部で16通りのタイプに分ける性格診断の手法です。

これらの指標は、日々の考え方や感じ方、行動パターンに影響を与えており、自分自身の性格傾向を理解するための有力なツールとなります。

近年では、WebやSNSで多くの人に気軽に楽しんでもらえる診断コンテンツとして人気が広がりました。タイプごとの特徴がわかりやすく、友達同士でシェアしやすいのも人気の理由です。

エンターテインメントだけでなく、自己理解や他者理解の助けになるため、職場のチーム作りやマーケティング戦略、人材配置の参考としても活用される場面が増えています。

なお、本記事で紹介する16タイプ診断は、MBTI（Myers Briggs Type Indicator）とは異なるものです。

心理学の知見をカジュアルに応用できる16タイプ診断は、エンタメ性と実用性を兼ね備えたツールとして、多くの企業・団体での活用も期待されています。

16タイプ診断が注目されている理由

現代のマーケティングでは、顧客一人ひとりの価値観や行動傾向に合わせた「パーソナライズド・アプローチ」が重視されています。
16タイプ診断は、そうしたニーズに応える有力な手段の一つです。

性格タイプを把握することで、顧客の意思決定パターンや行動傾向が予測しやすくなり、メール配信や商品レコメンドなどのコミュニケーション精度を高められます。

また、社内においても、チームビルディングや人材マネジメントに活用できる点が注目されています。性格傾向に応じた配置や働き方の工夫により、組織のパフォーマンス向上が期待できるのです。

性格タイプを構成する4つの基本指標とは？

16タイプ診断は、次の4つの視点から個人の性格を分析します。それぞれの組み合わせにより16通りのタイプが導き出されます。

① エネルギーの向かう先（外向型 E / 内向型 I）

―「どこで元気をチャージするか？」の指標

💡ポイント：「人との関わり」が好きか、「自分の内面」で過ごすのが好きかでタイプが分かれます。マーケティングにおいては、外向型には参加型イベントやSNSキャンペーン、内向型には詳細な情報提供や個別対応が効果的です。

② 情報の受け取り方（感覚型 S / 直感型 N）

―「目の前の事実を見るか、未来を想像するか？」の指標

💡ポイント：事実重視の“堅実派”か、アイデア重視の“想像派”かが鍵です。提案時には、感覚型には数字や実績、直感型にはビジョンやストーリーを提示すると効果的です。

③ 判断基準（思考型 T / 感情型 F）

―「決め手はロジック？それとも気持ち？」の指標

💡ポイント：「正しさ」を求めるか、「優しさ・共感」を大切にするかで分かれます。この違いは営業や接客にも影響します。思考型には「数字で語る」提案を、感情型には「想いに寄り添う」説明を心がけましょう。

④ 行動スタイル（判断型 J / 知覚型 P）

―「きっちり決めたい？柔軟に進めたい？」の指標

💡ポイント：きっちり決める“進行派”か、臨機応変な“自由派”かが分かれ目。マーケティングの提案では、判断型には段階的な提案や締切を明示し、知覚型には選択肢を用意した柔軟な対応が好まれます。

16種類の性格タイプは4つのグループに分類

4つの指標の組み合わせによって生まれる16の性格タイプは、次のように4つのグループに分けて整理されることが一般的です。

この4グループ分類は、以下のような観点から整理されており、個人の性格的な強みや仕事への向き合い方、チーム内での役割などを包括的に捉える際に非常に役立ちます。

各性格タイプの詳細は、Makko診断ポータルで作成した16タイプ診断の内容となります。

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1. 分析家タイプ（NT系）戦略的思考と論理性を重視する知的リーダー

論理性と知的探求心を軸に行動するグループです。思考が中心にあり、課題に対して冷静かつ合理的なアプローチを取るのが特徴です。抽象的なテーマや戦略立案に興味を持ち、新しい可能性を見出す力があります。戦略構築、研究開発、システム思考など、情報と理論を活用する場面で力を発揮します。

• 含まれるタイプ：INTJ、INTP、ENTJ、ENTP

INTJタイプ（建築家）

独自のビジョンを持ち、長期的な戦略を練ることに長けたタイプ。独立心が強く、自己完結型のプロジェクトを好みます。新しいアイデアを形にする能力が高く、研究開発や戦略企画の分野で力を発揮します。

INTPタイプ（論理学者）

抽象的な概念や理論に興味を持ち、深い洞察力で物事の本質を探求するタイプ。柔軟な思考を持ち、既存の枠にとらわれない発想が得意です。新製品の開発やシステム設計など、革新が求められる分野に適しています。

ENTJタイプ（指揮官）

明確な目標を設定し、組織を効率的に導くリーダーシップを持つタイプ。論理的な判断と決断力に優れ、大規模なプロジェクトのマネジメントに適しています。ビジネスの成長戦略を立案・実行する役割で活躍します。

ENTPタイプ（討論者）

多角的な視点から物事を捉え、柔軟な発想で新しいアイデアを生み出すタイプ。議論を通じて思考を深め、革新的な解決策を提案します。スタートアップや新規事業の立ち上げに向いています。

2. 外交官タイプ（NF系）共感力と理想主義で人々を導く調和の担い手

共感力と人間関係を重視する傾向を持つグループです。他者との深いつながりや、理想やビジョンを大切にする傾向があり、チームの中で調整役として活躍することが多いです。人を理解し、支援する力に優れており、教育やカウンセリング、広報、クリエイティブ分野での活躍が期待されます。

• 含まれるタイプ：INFJ、INFP、ENFJ、ENFP

INFJタイプ（提唱者）

深い洞察力と強い信念を持ち、他者の成長を支援することに喜びを感じるタイプ。静かな情熱で周囲に影響を与え、教育やカウンセリングの分野で力を発揮します。

INFPタイプ（仲介者）

内面的な価値観を大切にし、創造的な表現を通じて自己を表現するタイプ。他者の感情に敏感で、芸術や文学などのクリエイティブな分野に適しています。

ENFJタイプ（主人公）

人々を鼓舞し、チーム全体をポジティブに導くカリスマ的なリーダータイプ。高いコミュニケーション能力を持ち、人材育成や組織開発において活躍します。

ENFPタイプ（運動家）

好奇心旺盛で、多様なアイデアを柔軟に取り入れるタイプ。情熱的なエネルギーで周囲を巻き込み、広告やイベント企画などの分野で力を発揮します。

3. 番人タイプ（SJ系）責任感と信頼性で組織を支える堅実な実務家

責任感と実務力に優れ、組織や社会の安定を支える役割を担うグループです。伝統やルールを尊重し、着実に物事を進める姿勢が特徴です。正確性や堅実さが求められる仕事、たとえば会計、法務、事務、運用などの領域で大きな信頼を得やすいタイプです。

• 含まれるタイプ：ISTJ、ISFJ、ESTJ、ESFJ

ISTJタイプ（管理者）

規律を重んじ、計画的に物事を進めるタイプ。細部に注意を払い、安定した成果を出すことが得意です。財務や法務など、正確性が求められる分野に適しています。

ISFJタイプ（擁護者）

他者への配慮を忘れず、サポート役に徹することに喜びを感じるタイプ。チームの調和を大切にし、医療や教育など、人と接する職種で力を発揮します。

ESTJタイプ（幹部）

実務的な判断力と行動力に優れ、組織運営を効率的に行うタイプ。明確なルールと目標を設定し、チームを引っ張るリーダーシップを発揮します。

ESFJタイプ（領事）

社交的で協調性が高く、チームの和を大切にするタイプ。細やかな気配りで周囲の信頼を得ることができ、顧客対応や人事などの分野に適しています。

4. 探検家タイプ（SP系）自由と柔軟性を尊ぶ行動派

柔軟性と行動力を重視し、状況に応じた迅速な判断ができるグループです。新しい体験や刺激を求め、変化に対する適応力も高い傾向があります。制約の少ない環境で創造的に働くことを好み、接客業やイベント運営、技術職、クリエイティブ職など、実践的な場面で高いパフォーマンスを発揮します。

• 含まれるタイプ：ISTP、ISFP、ESTP、ESFP

ISTPタイプ（巨匠）

実践的なスキルと冷静な判断力を持ち、即断即決の対応が得意なタイプ。技術的な問題解決に強く、エンジニアリングや整備などの分野で活躍します。

ISFPタイプ（冒険家）

感受性豊かで、芸術的なセンスを持つタイプ。自由な発想でクリエイティブな表現を追求し、デザインやアートの分野に適しています。

ESTPタイプ（起業家）

大胆なチャレンジを好み、スピーディな意思決定が持ち味のタイプ。実行力が高く、営業や起業など、行動力が求められる分野で力を発揮します。

ESFPタイプ（エンターテイナー）

明るく社交的で、人を楽しませることに長けたタイプ。周囲を盛り上げるムードメーカーとして、接客やイベント企画などの分野に適しています。

このように、16タイプを4つのグループに整理することで、それぞれの特性がより明確になり、自分や他者の行動パターンを深く理解できるようになります。ビジネスシーンでは、チーム構成や人材配置、コミュニケーション戦略の設計において、このグルーピングを参考にすることで、相乗効果を高めることが可能になります。

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ビジネスシーンでの活用方法

採用シーンでの導入アイデア

16タイプ診断は、応募者の性格傾向を事前に把握できる有効な支援ツールです。企業文化とのフィット感や、業務との相性を見極める参考になります。

たとえば、コミュニケーション能力が重視される営業職には、社交的で感情に寄り添えるタイプが向いているかもしれません。一方で、研究や分析が中心の職種では、内向的で論理的な思考を持つ人材が力を発揮する可能性があります。

ただし、診断結果だけで採否を決定するのは避けるべきです。多様な性格の人材が集まることで、組織の創造性や柔軟性が高まるというメリットもあります。

チーム強化に役立てる

既存のメンバーそれぞれの特性を把握することで、役割分担の最適化やチーム内のコミュニケーション改善に役立ちます。

計画を立てて着実に実行するタイプが多いチームは安定感がありますが、変化への対応が苦手なことも。そこに柔軟性を持ったメンバーが加われば、バランスが取れた組織になります。

また、静かに考えることを好む人が多い場合、アイデアの共有が滞りがちになることがあります。そんなときは、外向的な人が意見を引き出す役割を担うことで、活発な議論が促進されるでしょう。

顧客理解やマーケティング施策にも

16タイプ診断は、消費者の性格特性に基づいたアプローチを考える際にも役立ちます。顧客の傾向に応じて、訴求方法を変えることでマーケティングの成果が向上します。

たとえば、感覚タイプの人には「数値」や「実績」を前面に出した訴求が響きやすく、「導入実績1000社」「売上25％向上」など具体性があるメッセージが効果的です。

一方、直感タイプの顧客には、未来のビジョンや新しさを打ち出す内容が有効です。「革新的な技術」や「業界を変える新サービス」といった表現が刺さりやすい傾向があります。

診断コンテンツとして組み込むことで、ユーザーの興味を引き、自社商品やサービスへの関心を高めることも可能です。

16タイプ診断の作り方と構成のコツ

では、実際に16タイプ診断を作るには、どのような手順を踏めばよいのでしょうか？診断コンテンツ作成ツール「Makko」などを使えば、専門知識がなくても簡単に作成が可能です。

・ステップ1：4つの指標の理解

まず、内向／外向、感覚／直感、思考／感情、判断／知覚の4つの軸について、それぞれの特徴を正確に理解することが大切です。

・ステップ2：設問項目を設計

各指標に対応した設問を4〜6問ずつ用意し、受診者がどちらの傾向に寄っているかを判断できるようにします。

・ステップ3：診断ロジックを設定

Makkoでは、設問の回答に応じて「内向／外向」「感覚／直感」「思考／感情」「判断／知覚」の4つの軸で分岐し、最終的に16タイプのいずれかに分類されるよう、フローチャート形式で診断ロジックを作成しています。直感的に構成できるので、複雑なロジックでもわかりやすく整理できます。

・ステップ4：診断結果の文章を設計

各タイプに対応する結果ページには、その性格タイプの特徴だけでなく、仕事における強みやおすすめのコミュニケーション方法も記載すると、読み手の満足度が高まります。

16タイプ診断作成のポイント

診断を効果的にするためには、次のような視点が重要になります。

・共感を引き出す結果ページ

単に性格の特徴を伝えるだけでなく、「わかる！」と感じられるような言葉選びや具体例が必要です。

・拡散されやすいタイトルとサムネイル

SNSでのシェアを狙う場合は、「あなたの性格タイプは○○型？」のようなキャッチーな表現を用いると反応が高まります。

・回答が楽しくなるようなUI設計

質問が多すぎたり、難解だったりすると離脱の原因になります。シンプルでわかりやすいインターフェース設計が大切です。

まとめ

16タイプ診断は、自分自身を知るきっかけになるだけでなく、人と人との関係をスムーズにしたり、ビジネスの中で意外な力を発揮したりと、思った以上に奥深いツールです。

性格タイプに合わせて情報を出し分けることで、マーケティング施策もよりパーソナライズされ、ユーザーとの距離も縮まりやすくなります。

「自社サービスにも使えそう」「診断コンテンツが気になる！」と思った方は、ノーコードで診断が作れる診断コンテンツ作成ツール「Makko」をチェックしてみてください。設問作成も結果ページのデザインも、専門知識なしで直感的に作れます。無料トライアルも実施中なので、まずは気軽に試してみるのが◎です。

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